オーラルリハビリテーションとは
虫歯、歯周病、不正咬合などにより健全な咬合を失った方に理想的な咬合を機能的、審美的に再構築し、患者さんのQOL(生活の質)を向上することを目的としています。
当医院において、いろいろな原因で歯を失った患者さんをどのような経過を経て理想的な口腔内に導くかを順を追ってご説明したいと思います。
Step.1初診時
- 主訴(患者さんが最も望んでいること)の治療
- まず、患者さんが何を望んで来院なさったのか?例えば「痛い」「腫れている」「前歯が無くてみっともない」などに対して応急処置を施します。前歯部に仮歯を作ること以外は、ほとんど保険診療でまかないます。
- データの取得
- 問診 歯式 パノラマX線 デンタルX線 口腔内写真 診断用模型
Step.2治療方針のご提案 ご説明
初診時、次回来院日、痛みや腫れが収まってからとご提案するタイミングはケースにより様々です。あらゆるデータを分析して患者さんにとって最も理想的な治療法および治療費をご提案いたします。もちろんご予算に応じてご相談にのらせて頂きます。保険診療と自費診療のバランスを考えた上で最適な治療法をご決断下さい。
Step.3治療開始
ご提案した治療方針に納得して頂いてから、治療を開始いたします。
- 歯周治療
- いわゆる歯槽膿漏の治療です。歯の周りに付いた歯垢、歯石を取り除き歯肉を健康な状態に戻します。主に歯科衛生士の業務になります。ご自分の歯を残すためにとても重要な治療です。進行している歯周病には外科的な処置が必要になります。
- 詳しくはPCサイトへ
- 抜歯
- 保存が難しい歯を抜きます。ほとんどのケースでは抜歯と同時に仮歯か仮義歯を入れます。
※仮歯(プロビジョナルレストレーション) - 歯根が残っている部位にはプラスチック製の仮歯を入れて咬合と審美の回復を図ります。
※仮義歯(パイロットデンチャー) - 歯根がない部位は入れ歯で咬合を回復します。最終的にはインプラントに置き換わり、入れ歯は使用しないこともあります。
- インプラント
- 元々歯が無い部位や抜歯した部位にチタン製の人工歯根を埋入します。
- 詳しくはPCサイトへ
- 一般歯科
- 修復治療
いわゆる虫歯の治療です。金属やレジンと呼ばれるプラスチックで空いてしまった穴に詰め物をします。 - 歯内治療
虫歯が進行して神経まで届いてしまったら、神経を取って痛まないようにします。また、神経が腐って膿を持っていたら歯の中を消毒します。 - 詳しくはPCサイトへ
- インプラント
- 元々歯が無い部位や抜歯した部位にチタン製の人工歯根を埋入します。
- 詳しくはPCサイトへ
- 矯正
- 残根状態の歯を引っ張り出したり、傾斜している歯をまっすぐにします。
- 詳しくはPCサイトへ
- 噛み合わせ治療
- 失った歯が多くて噛み合わせがずれている方、夜間のくいしばりや歯ぎしりで顎関節に異常を感じている方はこのタイミングで修正を施します。
- 詳しくはPCサイトへ
- 補綴
- 一般歯科治療、歯周治療、インプラント治療が終了したら、今まで仮に入れてあった仮歯、仮義歯を長期使用に耐えうる金属あるいはセラミックでできた最終補綴物に置き換えます。残っている歯が少ないときには義歯になりますが、近年インプラントの進歩のおかげで義歯を使用するケースが少なくなりました。
- クラウン
一本の歯根に(インプラントの場合もある)被せ物をします。ケースによっては何本も連結する事もあります。白くする場合にはセラミックでおおいます。 - 詳しくはPCサイトへ
- ブリッジ
- 歯根が無い部位の前後の歯にクラウンを被せそれを橋渡しします。上顎、または下顎の全部の歯をひとつのブリッジで連結することもあります。
- 義歯
- 広範囲にわたって歯が無いときには入れ歯をお作りします。装着感の良い金属フレームの入れ歯やバネが目立たない磁石で吸い付かせる入れ歯もあります。
- 詳しくはPCサイトへ
Step.4予防 メンテナンス
- 虫歯や歯周病が再発しないように歯科衛生士によるPMTCを定期的に行います。インプラントの周囲も同様のケアが必要です。
- 詳しくはPCサイトへ